マコベツ・アニタ

日本とスロベニア~社会も情報も~

マコベツ・アニタ(2017年度修了生) 

 

 

 

 

 

 

1.自己紹介

   簡単な自己紹介から始めさせてください。スロベニア出身の元留学生、マコベツ・アニタと言います。現在は群馬銀行、国際営業部に勤めています。

2.群馬大学大学院での経験

 群馬大学との縁は大学3年の時、留学先として群馬大学を選んだことから始まりました。その時、指導教員となった山内先生のゼミに参加し、そのゼミを通して、今まで夢の国だと思っていた日本の裏面を知ってしまいました。悪いことなんてアニメでしか起こりやしないと勝手に思っていた私は、山内ゼミで1988年から1989年にかけて4人の幼女を誘拐し、殺害した「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」に出会い、驚きました。事件の背景が複雑だった他、死刑判決となったことに興味を持ち、群馬大学大学院、社会情報学研究科に進学し、日本語を勉強しながら宮﨑勤について研究することにしました。その研究を通じて、日本とスロベニアの文化の違いや考え方について、わずかではありますが知ることができました。そして何より日本語も上達し、現在の仕事との縁にもなりました。

3.大学院修了後

 修了後は、文系とは全く真逆、現在群馬銀行で銀行員として勤めています。何の関係もない、勉強したことを生かせてないと思う人もいるでしょうが、私はそうは思いません。色々な授業、先生方のおかげで、様々な分野について学ぶこともできた上、日本語能力は勿論、法律用語や文章の書き方等、群馬大学で習ったことを現在の仕事先で十分に行かせていると思います。群馬大学大学院の社会情報学研究科は何かを学ぶためだけではなく、自分を見つけられるためにでもあると私は思っています。なぜなら社会も情報も、両方の世界を同時に味わえるからです。
Trust me, you won’t regret it!

Good luck and hope to see you around!

2019.9