白 婷慧

踏み出した一歩は、いつか誰かの支えになる

白 婷慧(修士1年生)

 

 

 

1.志望動機

 2019年、私は人生に迷っていました。あまり好きではない仕事に就いており、同じことを繰り返す毎日に疲れていました。同時に、当時の状況に対して自分に何ができるかわかりませんでした。世界のことをもっと理解すれば、今の生活を変える方法がわかるかもしれない。そのような思いを抱いて、私は日本に来ました。
 先行研究を調べていた時、坂本先生の論文と(運命的に!)出会いました。その研究の内容は、自分が取り組みたいと考えていたテーマやアプローチと一致するものでした。「坂本先生のゼミ生になれたら、素晴らしい研究生活になる!」と考えて、群馬大学を受験しました。

2.大学院における研究テーマ

 現在私は、中国の家庭における親との同居の有無が、有配偶女性の家庭内における権力に対してどのように影響を与えるかについて研究しています。
 中国の家庭は、三世帯同居が一般的な状況です。これは、中国の公的な育児支援が十分でないため、共働き夫婦の育児を祖父母が行うことが多いためです。核家族と三世帯同居という環境の違いは、妻の家庭内権力にどのように影響するのでしょうか。「親孝行」という聞こえの良い言葉によって、三世帯同居家庭における妻たちの声が無視され、我慢することが当たり前になってしまっているのではないでしょうか。過去も現在も未来も、この状況は変わらないのではないでしょうか。今の自分が一歩踏み出して実証研究に取り組むことで、その成果が将来、誰かの支えになれるかもしれません。

3.当研究科の魅力

 群馬大学社会情報学研究科はスペシャルな存在だと思います。文理融合型の複合的な専攻であり、言語学、社会学、情報学、AIやIoTなど幅広く学ぶことができます。特に言語学は留学生にとって実用的です。今まで学んできた日本語の用法も、言語学の観点から捉えると、新たな発見を生むことがあるかもしれません。
 また、先生や事務の方々はとても優しく丁寧で、楽しい研究生活を送ることができます。
 群馬大学で「今」を大切にして、充実した毎日を過ごしましょう!

2021.11