
税所哲郎 (さいしょ・てつろう)教授

SAISHO, Tetsuro
- 出身地: 熊本県
- 最終学歴/学位: 中央大学大学院理工学研究科情報工学専攻博士後期課程修了/博士(工学)中央大学
- 研究室: 社会情報学部棟605
- 所属学会: 日本経営学会,日本情報経営学会,経営情報学会,日本セキュリティ・マネジメント学会,組織学会,経営戦略学会,戦略研究学会,システム監査学会,日本金融学会,証券経済学会,情報通信技術研究会,金融マーケティング研究会,情報コミュニケーション教育研究会
- 専門分野: 経営情報,経営戦略,情報システム,情報セキュリティ
- 担当科目: 経営情報論Ⅰ・Ⅱ,リスクマネジメント論,国際経営論入門,社会情報学B,経営情報システム特論,企業・産業分析スキル,ビジネスプラン策定スキルなど
現在の研究テーマ
- 現代企業の情報通信技術を活用したビジネス・イノベーションに関する研究
- 情報化社会を安全・安心に利用できる情報セキュリティに関する研究
- アジアを中心とした産業クラスター,産業集積に関する研究
- スマート・シティ戦略の推進とイノベーションの創出に関する研究
代表的な研究業績
- 税所哲郎『中国とベトナムのイノベーション・システム−産業クラスターによるイノベーション創出戦略−【第2版】』,白桃書房,2014年.
- 税所哲郎『現代組織の情報セキュリティ・マネジメント−その戦略と導入・策定・運用−』,白桃書房,2012年.
- 税所哲郎『現代企業の情報戦略と企業変容』,白桃書房,2009年.
専攻分野・研究内容紹介
働く喜び,学ぶ楽しさ
私は,大手民間企業における実際のビジネスの現場で20年近く勤務した後に,大学のアカデミックな世界へ転身しました。
私自身が企業勤務とともに大学院にも通って,2足の草鞋を履いて,修士(国際経営学),修士(経済学),さらには,博士(工学)の学位を取得しましたので,学生のみなさんとのさまざまな交流で,働く喜びとともに,学ぶ楽しさも伝えることができればと思っています。
大学の授業では,情報社会科学科に所属しており経営系の科目を担当していますが,経営学が単なる知識の詰め込みだけの勉強でなく,実際のビジネスの世界(現場)に裏づけされた学問であることを,企業経営の実態や実情を交えた内容を織り込んでお話していきたいと思っています。
情報化社会の経営学
現代社会はインターネットに代表される情報ネットワーク等の進展により,地球規模で社会構造の変革をもたらしています。
このような背景のもとで,情報通信技術(ICT)を活用した社会の情報化や企業・組織の行動,意思決定を経営学的,およびシステム的にとらえるアプローチを行い,社会や企業・組織の仕組みの見直しとICTの活用を融合したビジネス革新と情報システムの構築と運用,評価に関する研究を行っています。
また,ICTの高度化に対応して,情報化社会を安心に利用できる基盤の上に構築される社会システム,企業システムを確立することを目的とした情報セキュリティに関する研究も行っています。
さらに,現代の産業経済を代表する組織形態を産業クラスターとし,電気通信や情報セキュリティ・マネジメントをはじめとするICT産業に関する側面から,他の産業との比較も行いながら,アジア地域を中心とした産業クラスター,産業集積の実態を解明する研究も行っています。