周 梓堉

問題発見力・問題解決力を伸ばす

周 梓堉(2022年度修了生)

 

 

 

1.志望動機

 関東圏に位置する国立大学である群馬大学は、教育・研究の資源が豊かであり、学習に適した環境が整っていると感じ、志望しました。また、実践的に現代社会を取り巻く環境を学べる複合的な専攻も魅力的であり、より高い実用性を持つ研究成果が出せることを期待し、社会情報学研究科への進学を決めました。

2.現在の研究テーマ

 私は「男女の家事育児負担」について、研究をしています。
 日本は、男性が子育てや家事に費やす時間が先進国中最低の水準です。男性が子育てや家事に関わっておらず、その結果、女性に子育てや家事の負荷がかかりすぎていることで、多くの女性が出産を機に退職しています。こうした状況に鑑みると、出産後の女性の就業・活躍を推進する上で、女性自身の育児休業制度の取得のみならず、男性の家事育児参加を高めていくことが重要であり、そのために夫の家事育児参加が当たり前になるような意識への働きかけも重要であると考えています。

3.大学院内での現在の生活について

 修士論文を作成するための第一ステップとして、関連分野の経済学の知識を習得しています。具体的には、ゼミナールに積極的に参加して、研究手法のみならず、社会保障関連施策等、経済に関する素養を身に付けています。また、関連する労働経済学や政策科学を深く掘り下げ、研究テーマに関する先行文献を読むことで、問題発見力や問題解決力を伸ばして、更に深い問題点を探し、分析モデルを構築したいと考えています。




2021年11月