公共圏としてのインターネット
インターネットを公共圏として考えてみる。この概念を用いる理由は、あるべきコミュニケーションの姿を考える際に、参考になると考えるからである 。
1) 公共圏とは何か
ドイツの社会学者ハーバマスが注目(Habermas, 1962=1973)
公共圏(Öffentlichkeit/public sphere) → 17世紀イギリス、 18世紀のフランスやドイツで成立
公共圏 → 「自らを乗り越える契機をそなえたイデオロギー」
ハーバマスはこの概念に、われわれのデモクラシーを支える理念的な価値を見いだしている
2) インターネットは公共圏か
インターネット(の一部)は公共圏の一部として、さまざまな機能を果たす可能性を持っている、と考える。
同時に、望ましくない機能を果たすリスクも存在。いかに運用するか、というソフト的側面がますます重要な研究課題になると思われる。
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