構造転換の問題
公共圏 → 20世紀には「構造転換」し、政治的機能を喪失(Habermas, 1962)
公衆の拡大 → 利害対立の激化
デモクラシーの成熟、システムの複雑化
「議論する公衆」 → 「読書する公衆」 → 「消費する大衆」
→ インターネット時代になってもこの構造は基本的には変化しない
ただし、18世紀的な政治的公共圏はもはや成立しないとしても、ハーバマスには新たな見通し(Habermas, 1992)。
→ 複数の小規模な公共圏から成るネットワーク、さまざまなイシューごとに現われては消える言説の空間、として概念化。
インターネットは情報発信のコストを劇的に引き下げ、「議論する公衆」が部分的に復活する可能性
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