公共圏の果たす機能

(e). 意思決定

究極的には法的決定へと至る回路が開かれていることが望まれる

(f). 意見形成

公共圏のネットワーク → さまざまな問題に関する意見を形成、修正、発展させる「学習機能」

(g). 承認の場

個人にとっては、そこに「現われ」、アイデンティティを承認され、同時に他者との連帯を確保する場として意味を持つ
アーレント(Arendt, H.)のいう公的空間(public space)の主要な機能


サイバー空間を擬似的な「公共圏」と捉える議論 → 慎重に行う必要がある

特に(f)や(g)としては従来の制約を大きく乗り越える可能性/リスク
偏見の温床や、特定の価値を称揚/排除する場にも、容易になりうる


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