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情報社会科学科 社会・政治

諸問題を複眼的に分析する

柿本敏克

柿本 敏克 (かきもと・としかつ)

専門:社会心理学


本科目群では,情報化社会における集団関係,地域情報化や公共性,情報を基盤にした社会の管理方式をめぐり,集団のコミュニケーションとリーダーシップのあり方,政策過程における行政活動や政府の役割などを扱います。これらを社会心理学や社会学,政治学を中心とした各領域の視点から専門的に学びます。

科目配置の特徴は,各専門領域の基礎を踏まえ,上述の問題の解明に向け応用・発展的な内容の学修ができることです。また,科目群全体の特徴として,各専門領域が相互に関連を持つよう構成されています。例えば,政治や行政の作動様式を理解・分析する際,社会心理学・社会学の知識・分析枠組みが求められます。逆に,社会心理学・社会学の重要な研究対象領域には,政治学・行政学の研究対象領域と重なる部分があります。これらは科目群としてまとまることにより,相互に得るものが大きいことを示す例の一部です。隣接するこれら専門領域のそれぞれの強みを生かしつつ,問題の理解を深めて下さい。

また上述の目的達成には,それに相応しい知識・分析枠組み・技能が必要となります。そのためには統計学,メディア・イングリッシュ,情報処理演習などの学部共通科目に加え,学科内の法律系・経済系・経営系の関連諸科目も履修することをおすすめします。

科目紹介

一部の科目をご紹介します。

行政学 I・II

行政官僚制は政策過程においてどの程度影響力があるか,政策は政策目的の通りに実施されているか,政府の活動がどのような結果をもたらすかについて、政治と行政の関係,公務員制度,国と地方の関係,行政責任論など様々な次元から考察します。

現代政治分析

政治社会の動態を踏まえて,より複雑化していく現代の政治現象の分析を行います。思想・理論・実証という3つの次元から政治の本質への理解を深め,そしてそれに基づき,高度情報社会の政治をめぐる持続の相と変化の相へ考察を進めていきます。

集合行動論

日常の生活は,基本的に組織的行動と非組織的行動に区分されえますが,人々の行動が非組織的,かつ偶発的である場合における,行動特性の諸問題について論じます。特に,群衆,パニック,災害,およびうわさ,流言等の諸行動の特質について考えます。

Last Update 2008/07/28