モバイル・インターネットの進展と親密圏の社会的変容に関する総合的研究

プロジェクトの目的

社会の情報化は予想を超える規模と速度で進展していて，わが国はグローバル化，高度情報社会化に適切な対応ができないまま巻き込まれています。いわゆる「学校裏サイト」や「自殺関連サイト」など，情報化の「影」の問題が連日のように報道されていますが，本研究はそうした目に見える問題の背後に「親密圏（基礎的な人間関係）の変容」という，より大きな構造的変化を見いだそうとするものです。私たち研究グループは，今日の高度情報社会に適切に対処していくためには，本研究のようなより深いレベルの社会変動に焦点をあてた分析こそが不可欠だと考えています。

本プロジェクトは，現代社会のメディア状況がいかなる「人間の条件」を形成しているのか理論的に探究し，同時に，各種の調査研究によって理論的知見を実証的に検証することを試みるものです。

本研究プロジェクトは，平成19年度・20年度・21年度の「群馬大学教育研究改革・改善プロジェクト経費」による助成を受けています。

調査報告

• 携帯電話等の利用状況に関する群馬県学校調査 （09/09/08 更新）
• 全国教育委員会調査 （10/02/10 更新）
• インターネット利用に関する生徒・保護者調査（10/02/14更新）