活躍する先輩たち

卒業生インタビュー

社会情報学部を卒業した先輩方は、さまざまな分野で活躍しています。先輩方は大学での4年間で何を学び、何を経験してきたのでしょうか。社会情報学部で目標を見つけ、それを実現した卒業生に語っていただきます。

決め手なんて単純でいい

早川 真実 さん

群馬テレビ 勤務

早川 真実 さん(Hayakawa Mami)

  • 卒業年度:2015年度
  • 出身研究室:社会心理学研究室
  • 出身高校:私立樹徳高校

社会情報学部への入学の決め手

私が社会情報学部に入学を決めた大きな理由は、法律が学修できるということです。 高校生の頃は社会科目の、特に法律が好きで、受験の際には、法律を学修できる大学を受けていました。しかし現実はかなり厳しかったです。そんな中出会った社会情報学部。学部パンフレットを見たとき、生まれ育った群馬で法律が学修できることに感動しました。もう90%ほど進路確定です。では、残りの10%は何だったかといいますと、メディアについて学ぶこともでき、冊子を作るサークルSIJがあったからです。前から興味があったマスコミ。それについても学べる、経験できるということが残りの決め手になりました。

学生時代に力を入れて取り組んだこと

私が学生時代に力をいれて取り組んだのは、勉強とサークルです。まず、勉強についてですが、自分の学びたいことを学べるということから、空き時間には復習をし、早い時期からテスト勉強をしていました。とにかく暇な時間を勉強に使っていました。社会情報学部の勉強を頑張ることの利点は、視野が広がること、選択肢が広がることだと思います。次にサークルですが、フォークロック愛好会に所属していました。バンド活動です。音楽を通しての経験、サークル運営の経験など力を入れれば入れるほど、見えてくるものはたくさんありました。さまざまな人との関わりが持てるのもサークルのいいところです。何に力を入れるかは皆さんの自由です。でも、学業との両立が一番大切だと私は思います。

就職するまでの過程

高校生の頃は法律を学修してそれに携わる職業に就きたかった私。そんな私が今テレビ局で働いているのはなぜか。正直に言いますと、無理だと気付いたからです。そこからは大きくマスコミに気持ちが傾きました。SUでフリー冊子を作ったり授業でもメディアについて学修したり。誰かに何かをモノを通して伝えるのってこんなに楽しいのかと気づいて就活に足を踏み入れました。でも、狭き門といわれるマスコミ業界。挑戦として受けていたのが正貞なところです。就職活動の中でどの業界を受けるかなんて理由は人それぞれです。本当に行きたい業界では、一つの軸、熱意を持って臨むことが一番大切だと私は思います。

社会情報学部を進路として考えている高校生にメッセージ

社会情報学部は他の学部に比べて、空き時間が多いです。大事なのはその空き時間をどう過ごすのかということ。その時間をいかに過ごすかで得られるものは変わってきます。学べる学問においても、空き時間の過ごし方においても、将来どうしたらいいのか迷っている人ほど社会情報学部はぴったりだと思います。自分の可能性を見出せるからです。きっと、卒業してから、この学部でよかったと思えるでしょう。

学生生活のその先を見据える

天田 真澄さん

新座市役所 勤務

天田 真澄さん(Amada Sinto)

  • 卒業年度:2015年度
  • 出身研究室:行政法・環境法研究室
  • 出身高校:群馬県立前橋高校

社会情報学部への入学の決め手

「地元でも法律や政治が学べるんだ!」社会情報学部のパンフレットとの出会いは私の人生の大きな転換点です。もともとは県外の法律・政治系の学部を目指し、公務員になりたいと考えていましたが、高校3年の夏にパンフレットを見ていると、社会情報学部は公務員に向いているとの文字が。詳しく見てみると、広範な分野を学修することでジェネラリスト(総合的な視点を持つ人材)を育成する、と書いてありました。しかも、パンフレットを学生が作っているとのこと。高校時代にも刊行物の作成に携わっており、大学生でより創造的なことをしたいと考えていた私にとって、地元群馬で輝く社会情報学部は魅力以外の何物でもありませんでした。

学生時代に力を入れて取り組んだこと

3年次のアウトドアなゼミ活動ではさまざまな社会貢献活動で地元振興に、パンフレット委員会での3年間の活動では学部の盛り上げに尽力しました。また、中学生時代から吹奏楽を続けていたので吹奏楽団、政治や社会問題に興味があったので政治研究会にも所属していました。社会情報学部では「思い立ったら即行動」が学生生活をより面白くさせる最大のスローガンであると私は考えています。実際に、飛び入りでそれらの活動に参加した結果、人との付き合い方や考え方、 自身の立ち居振る舞いを学びましたし、自分の興味のある分野を伸ばすことにも繋がりました。

就職するまでの過程

地元で就職したいと思っても、なかなか上手くいかないのが就職活動です。特に公務員試験では複数の科目を勉強していかなければならないので長期戦になりますし、面接では新卒ではなく社会人経験者や既卒者が最大のライバルになります。私の場合、ゼミ活動やパンフレット委員会などでの活動を行いながら2年間勉強を続けていたので苦労しましたし、就職活動中はその苦労が報われない時期もありました。しかし現在は、自分のことをきちんと見てくれる異郷の地の職場と出会えたことに誇りを持って、公務の職に就き納税関係の仕事にあたっています。

社会情報学部を進路として考えている高校生にメッセージ

受験は大変な行事です。乗り切れば大学生活が待っています。 しかし、それが終着点ではありません。確かに大学生活は自由な時間が多く、バイトもでき、際限なく友達と遊べます。勉強さえしていれば、単位さえ取ることができれば、それで満足しがちですが、自分の将来に役立つものは探せばそこらじゅうに落ちているのですから、拾えるものは拾って持ち帰るほかはありません。今、このパンフレットに出会えたあなたには、高校生という視点から社会情報学部の良さを見つけて、自分の将来像と結びつけて進路を考える権利があります。 是非、もう一度、学生生活を想像しながら読み返してみてください。

自分の「軸」が見つかるところ

石坂 優衣 さん

ケーブルテレビ株式会社 勤務

石坂 優衣 さん(Ishizaka Yui)

  • 卒業年度:2014年度
  • 学科:情報社会科学科
  • 出身高校:高崎女子高等学校(群馬県)
  • 出身研究室:社会心理学研究室(柿本研究室)

社会情報学部への入学の決め手

私は高校時代、将来やりたいことや就きたい職業など正直何も考えていませんでした。そんな私にとって、1つの分野に捉われることなくさまざまな事柄を学ぶことができる社会情報学部はとても魅力的でした。やりたいことが何も分からなかったからこそ、さまざまなことに興味が湧き、やってみたいと思ったことには何でもチャレンジすることができました。そのようにして4年間を過ごすうちに自分のやりたいことも見つかり、今の仕事にもつながっています。

学生時代に力を入れて取り組んだこと

2年生のときには冊子制作団体SIJで編集長を務めました。SIJでは、企画から取材・編集までを全て自分たちで行っています。群馬の魅力を再発見しようと、群馬のマイナースポットを紹介する“大学生向け観光誌”を企画し、制作しました。また、2・3年生のときに音楽系サークル「マンドリンソサエティ」で指揮者を務めました。定期演奏会の観客動員数をUPさせること、演出を工夫してお客さんを楽しませること、親しみやすい指揮者になることを目標として掲げ、70人の仲間と共に定期演奏会を成功させました。

就職するまでの過程

冊子制作の経験から、広告代理店や印刷会社を中心に面接を受けていましたが、就職活動を進めていくうちに、自分が本当にやりたいことは印刷物を作ることではなく地域の魅力を伝えることだと気付きました。そこで地域の情報番組を自社で制作している、地域密着のケーブルテレビ局に就職することを決めました。番組制作に興味を持って入社をしましたが、大学時代の経験をかっていただき、パンフレットや広告を制作するグループに配属されました。会社や地域の魅力を存分に伝えられるように、日々勉強を重ねています。

社会情報学部を進路として考えている高校生にメッセージ

冊子制作がきっかけで広告に興味を持ち、ゼミでも広告をテーマに卒業研究を行いました。そうした大学時代の経験が今の仕事に直結しています。高校時代は何も考えていなかった私でも社会情報学部で自分のやりたいことを見つけ、その実現に向かってここまで突き進むことができました。やりたいことがないということをマイナスに捉えずに、やりたいことを見つけるために何にでも挑戦してみてください。それをできるのが幅広く学ぶ環境のある社会情報学部だと思います。

広い知識と多くの経験

原 雅人さん

前橋市役所 勤務

原 雅人さん(Hara Masato)

  • 卒業年度:2014年度
  • 学科:情報社会科学科
  • 出身高校:太田高等学校(群馬県)
  • 出身研究室:憲法学研究室(藤井研究室)

社会情報学部への入学の決め手

色々な分野を学ぶことができ、好奇心のある私に合っていると思ったからです。法律を学びたいという希望が基本にありましたが、それだけでなく幅広く知識の窓口を作っておきたいという考えもありました。社会情報学部の講義の中には経済に関する事柄を法律の面から考えてみたり、その逆があったりと複数の学問に触れつつ先に進めるものがあります。またこのような講義の構成でなくても、多くの分野を学べる科目構成のおかげで複眼的な思考力がつきます。こうした点を魅力に感じ、社会情報学部へ入学しました。

学生時代に力を入れて取り組んだこと

当然、大学の講義や卒業研究に力を入れたと言いたいところですが、料理に力を入れました。大学の近くでアパート暮らしをしており、自宅を友人たちの寛ぎの場にしたいと考えていました。その手段としてたびたび自宅でパーティーを開きました。大学生のよくあるパーティーとして 「たこぱ」や「鍋ぱ」がありますが、好奇心のある私は差別化を図ろうと、ラーメンを作る会、うどんを打つ会、ピザを作る会、バウムクーヘンを作る会など変わったことを企画し、そのために作り方を研究していました。

就職するまでの過程

公務員を志望していましたが、公務員一本は危険すぎると感じ、まずは民間企業への就職に力を入れました。 当初は交通インフラ系の企業に焦点を当てて努力を重ねましたが、諸般の事情からそのすべてを諦めて就職活動をやり直し、商社や公的機関や金融機関などを受け、複数の内定を得ました。その上で公務員試験の勉強に本腰を入れ、試験と面接を乗り切って合格し、公務員になりました。

社会情報学部を進路として考えている高校生にメッセージ

学ぶ分野について多くの選択肢のある学部です。社会情報学部への入学を考えるにあたっては、どの分野の学問を、自分のどのような願望(将来像、人生観、興味関心)に当てはめていきたいのかを吟味しておくと良いと思います。また、自分の自由な時間の多い学部です。その時間、勉学に勤しむもよし、サークルやアルバイトに勤しむもよし、地域活動に勤しむもよしです。自ら動けば多くの経験を積み多くを学べる可能性のある学部です。受験勉強頑張ってください。