就業力・キャリア教育

これまでに紹介してきた専門分野の科目だけでなく、学生の皆さんの就業支援のため、教養教育科目の中に 「就業力」という授業科目が開設されています。 また、社会情報学部の専門教育科目として、キャリア教育科目が開設されています。

教養教育科目 就業力

学びを構築する

全学共通の1年次の教養教育科目の中に「就業力」という授業科目があります。就業力とは、自分自身の将来について考え、目的に向かってなすべきことは何かを意識する力を意味します。早い段階から自分の将来について考え、そのためには何をすればよいのか、どのようなことを学べばよいのかを学ぶ科目です。

社会情報学部では、この科目を「学びを構築する」という授業題目で1年生前期の必修科目として開講しています。講義・講演・グループ学習やその成果発表会などを通して、人間と社会の関係や、人間と人間を結びつける要因、働くこと・学ぶことの意味などを考えます。高校時代とは異なる大学生としての学び方を身に付けるとともに、自分自身の将来の姿を意識し、社会に出て何をするのか、社会はどのような能力を求めているのか、そのために在学中に何をすればよいのかについて理解を深めていきます。

群馬労働局職員により「労働法セミナー」

学部専門教科・キャリア教育

キャリア教育科目は、社会がどのような人材を求めているのかを知り、将来の進路を主体的に選択する意識を高めるための一群の科目です。学部専門科目(選択科目)として、平成25年度から導入されました。

社会に学ぶ

学内外で開催される講演会やセミナー、インターンシップなどに参加して、社会人との交流から通常の授業では得られない知見を得ていく授業です。自身が社会の一員であることを自覚するとともに、社会の中で生活して働いていくことの意味を深く考えます。

この科目は、1年次後期-4年次までの最長7学期間(3年半)をかけて履修します。ポイント制になっており、履修希望者にはポイントカードが配布されます。講演会やセミナー、インターンシップ等に参加すると内容に応じたポイントが付与され、既定の条件を満たした時点で単位が認定されます。

仕事の現場を知るA・B・C

企業との連携・協力に基づいて運営される授業科目です。本学部の専門教育と密接に関わる分野で、かつ通常の授業ではカバーしきれない実践的な領域を学修するために設けられました。第一線で活躍する外部講師から各分野の最新状況について直接学ぶと同時に、それぞれの実際の現場の事情について体系的に学んでいくことができます。「仕事の現場を知るA」として東和銀行による「現代金融システム論」、「仕事の現場を知るB」として上毛新聞社による「マスコミ論」、「仕事の現場を知るC」としてNTTグループによる「情報通信ネットワーク論」が開講されています。

学生の声

私は「仕事の現場を知るC」の講義を受けています。私は社会情報学部に入るまで情報通信事業についてほとんど興味がなかったので、この講義を機に自分の将来の選択肢を増やせたらという思いで受講しています。また、実際にNTTで働いている方がいらして、経験をもとに分かりやすく丁寧に説明してくれます。今では必要不可欠となっている惜報通信の舞台裏を聞けることは、とても貴重であると思います。さらに、先生は情報通信の話だけでなく、誰もが不安を感じる進路選択や就職活動の悩みについても親身になってアドバイスをしてくれます。この講義で学修したことを、今後の進路決定や勉強に生かしていきたいです。