
社会情報学部の改組計画【ニュース】
群馬大学社会情報学部では,2学科を1学科とする改組の計画を立てています。詳しくはこちらを御覧下さい。以下は,改組前の現在の学部の紹介です。
社会情報学部 ― 変化する社会に解決のメスを

社会情報学は,急速に発展する現代の高度情報社会に対応するために作られた新しい学問です。高度情報社会の到来は,仕事や勉強の仕方から,政治・経済のあり方,消費・レジャー行動にいたるまで,私たちの社会のあらゆる分野に大きな変化を引き起こしています。この変化について多角的な総合理解と,そこに発生するさまざまな問題を解決するためには,細分化されている既存の学問では対応しきれないのです。
本学部には,情報科学,人文科学,社会科学,環境科学といったさまざまな分野の専門家が所属しています。そして,それぞれの専門家が互いの知識を活かし協力し合いながら,高度情報社会の諸問題の解決策を探究しています。
本学部の学生は,高度情報社会に関する総合的な理解に基づいた,より幅広い視野からの問題把握能力や,いかなる状況にも臨機応変に対応していくことのできる実践的な問題解決能力を身に付けることができます。そうしたカリキュラムをこなしてきた本学部の卒業生は,情報サービス産業をはじめ,マスメディア,公務員,金融,流通といった,さまざまな分野で指導的な役割を果たしています。
情報行動学科と情報社会科学科 ― 2つの学科

社会情報学部には,情報行動学科と情報社会科学科という2つの学科があります。
本学部に所属する学生は,学部共通科目で広く情報社会全体を理解して,さらに専門科目で深くアプローチしていきます。そして,このように幅広くさまざまな分野を学んでいく課程で,新たに興味の幅を広げていくこともでき,高度情報社会に対応できる能力も身に付けることができます。
学部共通科目
学部共通科目は,「社会情報学」「データ解析・情報処理」「専門外国語」などから構成されています。これらの科目は学科を問わず本学部の学生全員が必修であり,学部教育の要となる科目です。
情報行動学科
情報やメディアというものに主眼を置き,社会の諸問題を解明していきます。そこでメディアコースとシステムコースの2コースに分かれて,「人間」あるいは「意思決定」という視点から学びます。
社会にある既存の事実に対して問題意識を持ち,問題解決のために人間をとりまく情報やメディアを有効に活用し,自分の考えを発展させていきます。
情報社会科学科
社会科学を基礎とした学修により,情報社会の姿をとらえ,分析していきます。その際に,5つの社会科学科目群から専門的に学ぶ科目群を自由に組み合わせて学修します。
既存の理論をしっかりと学ぶことで,実社会を分析する力が身に付き,情報社会がいかなるメカニズムで動いているのかを的確に把握することが可能となります。