社会心理学演習

(1998年度)

科目名 社会心理学演習
区分 2年後期/開放
担当者 柿本 敏克
講義のねらい   社会心理学の学問内容をより深く理解するために、学生が主体的に参加できる演習形式をとる。連続した第1部と第2部に分かれ、それぞれ異なる方式をとるが、履修学生は、両方に参加することが求められる。
 第1部では、社会心理学の応用的なテーマに係わる論文を講読する。毎回、発表者が1つの論文の要旨を他の参加学生に説明し、また問題となる点について、全員で討議する。取り上げる論文は、発表者の自由に任せるが、論文の選択が難しい場合、参考図書にあげるものの中から担当教員が選び、指定する。
 第2部では、社会心理学の1領域である対人関係について、対人関係論やゲーム論、また受講学生自身の体験を手がかりにして考える。受講学生には順次、人間関係にまつわる一定のテーマで20分程度の発表をしてもらう予定である。また出席者の間で、その発表に関しての討論をおこなう。さまざまな人間関係があることはもとより、「人間関係」に対する見方自体にも異なった立場のあることを講義・事例を通じて学んでほしい。
テキスト  適宜プリントを配布する。
参考図書・文献 @詫摩・佐藤(編)『血液型と性格』現代のエスプリ第324号, 1994年
A川浦康至(編)『コンピュータ文化の現在』現代のエスプリ第319号, 1994年
BM.アーガイル, 吉森護(編訳)『人間関係のルールとスキル』 北大路書房, 1992年
C心理学評論刊行会(編)『心理学評論』Vol.32 No.3 (特集 ゲーム論), 1992年
 その他は適宜指示する。
受講学生へのメッセージ  実験系の演習科目ですので週に2コマ開かれます。各自の発表と討論への積極的な参加が求められる密度の濃い内容ですので、準備の負担が大きい反面アットホームな雰囲気になることでしょう。
評価法方 1. 毎回の出席と発表、討議への参加状況(成績の70%)
2. 最終レポート(成績の30%)

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