行動科学概論

科目名 行動科学概論
区分 1年前期
担当者 柿本 敏克
講義のねらい  心理学、社会学をはじめ多くの学問領域が、人間の行動を理解するために「科学的方法」を用いる。これら多くの学問分野にまたがる、人間行動理解に向けての科学的方法論としての行動科学を概説する。また、行動科学の代表的領域として特に社会心理学をとり上げ、その方法論を、問題設定から研究の計画と実施、結論とその展開、という順を追って解説する。研究の具体例の分析及び若干の実習も行う予定である。
テキスト  プリントを配布する。
参考図書・文献 @池田央『行動科学の方法』東京大学出版会, 1971年
A末永俊郎(編)『社会心理学研究入門』東京大学出版会, 1987年
BR.ローゼンサール・R.L.ロスノウ、池田央(訳)『行動研究法入門』新曜社, 1976年
C林知己夫『調査の科学』ブルーバックス, 1984年
D浅田彰・黒田末寿・佐和隆光・長野敬・山口昌哉『科学的方法とは何か』中公新書, 1986年
受講学生へのメッセージ  行動科学的方法論の基本はデータ(=情報)をどのように収集し、処理・解釈するかだと言えます。行動科学は社会情報学科の皆さんにとって、社会科学と情報科学の2大領域を結ぶ「もう一つの見方」を示してくれるでしょう。また、科学の論理が非「自然」科学の学問領域で、さらには日常行動の理解においても用いられることを学んで下さい。
評価法方 1. 授業への出席・参加状況(成績評価の40%)
2. 最終レポート(成績評価の60%)

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