3−1 調査方法

1,吾妻渓谷の植生調査
 5月19日と7月20日に予備調査を行い、9月7日に吾妻渓谷右岸のA1からA7の7地点において植生調査を行った。調査方法は、遊歩道から手の届く範囲10Fほどの範囲の出現が確認できた植物を調べた。なおA5地点においては、遊歩道より下50m、上30mの範囲が同じ状態であることを確認し、その範囲は7600Fに及ぶと算出した。(図6

2,三波石峡の植生調査
9月29日に三波石峡右岸のS1、S2の2地点において植生調査を行った。調査方法は、S1地点では水辺から24m、幅10mほどの範囲、S2地点では水辺から25m、幅15mほどの範囲で出現が確認できた植物を調べた。(図7)

3,下久保ダムの植生調査
 10月4日に下久保ダム(神流湖)のSD1〜SD3の3地点において植生調査を行った。調査方法は、水辺から道路にあたるまでの間、150Fほどの範囲で出現が確認できた植物を調べた。(図7)

4,文献調査
 地形・地質、水質、文化・民俗についての文献調査を行った。やんば館、八ッ場ダム工事事務所、長野原町役場、下久保ダム管理所、鬼石町役場、群馬県庁河川課、群馬県埋蔵文化財調査センター、に伺い資料を頂いた。

次へ=>