
【以下にお示しするのは,過去に開催されたシンポジウムの資料です】
2012年度社会情報学シンポジウム

青少年のインターネット利用に関しては,いわゆる「学校裏サイト」,ネットいじめ・ネットトラブルといった負の側面が問題視され,フィルタリングを義務化する「青少年ネット環境整備法」が施行されるなどの対策がとられてきました。ところが,無線LAN環境が整備されスマートフォンが普及するなど情報環境・情報機器が高度化するにつれて,これまでとは異なる新たなリスクが発生しつつあります。
その一つが,ネット依存やオンラインゲーム依存の問題です。
「コンプリートガチャ」による高額請求が問題化するなど,一部は社会的にも注目されはじめていますが,オンラインゲームの利用実態,中毒や依存症とよばれる状態については一般にはまだほとんど知られていません。
本シンポジウムは,オンラインゲーム依存がすでに社会問題化している韓国の問題状況とその対策,わが国の状況について報告してもらうことで,われわれが直面している問題の構造を認識し,どのような対策が必要なのかを探求するものです。
実施期日・概要等
- 日時:2012年6月22日(金)14:30〜17:00
- 会場:群馬県前橋市荒牧町4-2 群馬大学荒牧キャンパス(ミューズホール)
- 事前のお申込み:不要
- 参加費:無料
プログラム
- 14:30 開会
- 14:30〜14:40 挨拶 富山慶典(群馬大学社会情報学部・学部長)
基調講演 14:40〜15:30
- 李栄美 (韓国女性青少年メディア協会会長)
韓国における青少年の情報環境とその課題 ― ゲーム環境と青少年保護の観点から ― - 堀川裕介 (東京大学大学院学際情報学府)
日本におけるオンラインゲーム/ネット依存の現状 ― 東大・橋元研調査より ―
パネルディスカッション 15:40〜17:00
討論者
- 阿部圭一 (愛知工業大学情報科学部)
- 柿本敏克 (群馬大学社会情報学部)
- 片山雄介 (NPO青少年メディア研究協会)
- 全体討論
- 17:00 閉会
- 主催:群馬大学社会情報学部附属社会情報学研究センター
- コーディネーター:伊藤賢一(群馬大学社会情報学部)