2005年度
*「武器」であることと「人間」であることー宮部みゆき『スナーク狩り』『クロスファイア』からー
*『深い河』は流れて行くー美津子の場合ー
*漱石『三四郎』の「明るさ」についてー三四郎と美禰子の決断ー
2006年度
*2つのイノセンスについてーイノセンスである必要はあるかー
*恩田陸『ユージニア』から学ぶ《事実観》〜わかりあうこと〜
*生き抜く思想ー山下彩花さんの家族に学ぶー
*他者を受け容れるということーあさのあつこ『福音の少年』ー
*歩いていくことー夏目漱石『行人』ー
*夏目漱石『心』におけるKの行動と意志について
2007年度
*「死」そして「自分との出会い」についてー遠藤周作『海と毒薬』『悲しみの歌』からー
*静の「笑い」とその「純白」ー漱石『こころ』の「世界」をめぐってー
*回天特攻隊員の生と死についてー『出口のない海』・『あゝ回天特攻隊』・多賀谷氏の証言をめぐってー)
2008年度
*「自ら死を選択すること」をめぐってーverb『遺書』などからー
*他者との「つながり」を持つということーあさのあつこ『福音の少年』からー
*それは、誰のためにー『東京ゲンジ物語』における冬夜の行動とゲンジの幸せー
*村上春樹『ノルウェイの森』に含まれるメッセージー「不完全」ということと「生」と「死」ー
2009年度
*「人間、失格」ということと「神様みたいないい子」であることー太宰治『人間失格』からー
*「親子」の間に見える自分ー角田光代『八日目の蝉』からー
*「ありのまま」を受け入れるということー五木寛之『大河の一滴』『人間の運命』をテキストとしてー
*「恋は人を壊す」孤独と狂気の狭間で怯える水無月ー山本文緒『恋愛中毒』よりー
*死と向き合うこと・自分と向き合うことー吉本ばなな『TUGUMI』からー
2010年度
*自分を見つめ直すことー姫野カオルコ『ドールハウス』からー
*『夏の庭 The Friennds』から考える他者の存在
*人を愛することで見えてくる「生きる理由」 江國香織『神様のボート』
*「特別な他者」という存在の必要性ー『トーマの心臓』をたよりにー
*対応する者の存在ー司馬遼太郎『梟の城』からー
*「大切な人の死」を願うー山田詠美『風味絶佳』よりー
2011年度
*「心中」という愛の形に隠れるものー渡辺淳一『失楽園』からー
*「大切な人」が「自分」に必要なのはなぜかー吉田修一『悪人』よりー
*かず子の「恋」と「革命」ー太宰治『斜陽』よりー
*「他者」との関係の中での「自己」ー宮沢賢治『よだかの星』『オツベルと象』『セロ弾きのゴーシュ』からー
*『人間失格』・「同類の親和性」を得ること
*<世界>のズレとそれぞれの<真実>ー湊かなえ『告白』よりー
*生き続けること・人を愛することー村上春樹『ノルウェイの森』よりー
2012年度
*山人山神をめぐるひとびとの意識の深層ー柳田国男『遠野物語』よりー
*自己の存在と他者あるいは神ー『古事記』イザナキ・イザナミ神話よりー
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