【ゼミ】


比較文化社会学研究室


(キーワード)

社会学、人類学、比較文化、環境倫理、メディア、教育、格差、家族、宗教、ジェンダー、社会運動など。

 

(授業の目標および期待される学習効果)

現代の社会事象を批判的に考察し、問題の所在を明快な論旨で述べる方法を学びます。考察を加える対象は、教員の関心や能力の問題もありますが、大学教育の国際比較でも、フリーターの増加でも、グルメブームの是非でも何でも構いません。また、社会でタブー視されている問題(ドラッグ、安楽死など)を論じてもらっても結構です。

 

(授業の概要)

3年次は、テキストの各テーマを学生に分担で発表してもらい、そのテーマについて全員で討論します。テキスト読了後は卒論の概要発表や作文練習などを行います。4年次は卒業論文の執筆が中心となります。

 

(履修資格)

3年4月時点でいずれかのプログラムに本配属されていること。

 

(テキスト・参考書)

2024年度 李侖姫、渡辺深著『入門 社会学』(2022年、ミネルヴァ書房)
     浪田陽子、福間良明著『はじめてのメディア研究』(2021年、世界思想社)

2023年度 松田健著『テキスト現代社会学』(第4版)(2022年、ミネルヴァ書房)
     渡辺武達、田口哲也、吉澤健吉著『メディア学の現在』(新訂第2版)(2015年、世界思想社)

2022年度 友枝敏雄、樋口耕一、平野孝典著『いまを生きるための社会学』(2021年、丸善出版)


2021年度 長谷川公一、浜日出夫、藤村正之、町村敬志著『社会学』(新版)(2019年、有斐閣)
     渡辺武達、田口哲也、吉澤健吉著『メディア学の現在』(新訂第2版)(2015年、世界思想社)

2020年度 長谷川公一、浜日出夫、藤村正之、町村敬志著『社会学』(新版)(2019年、有斐閣)
     渡辺武達、田口哲也、吉澤健吉著『メディア学の現在』(新訂第2版)(2015年、世界思想社)


2019年度 奥村隆編著『はじまりの社会学』(2018年、ミネルヴァ書房)
     渡辺武達、田口哲也、吉澤健吉著『メディア学の現在』(新訂第2版)(2015年、世界思想社)


2018年度 盛山和夫、金明秀、佐藤哲彦、難波功士編著『社会学入門』(2017年、ミネルヴァ書房)
     渡辺武達、田口哲也、吉澤健吉著『メディア学の現在』(新訂第2版)(2015年、世界思想社)

2017年度 松田健著『テキスト現代社会学』(第3版)(2016年、ミネルヴァ書房)
     渡辺武達、田口哲也、吉澤健吉著『メディア学の現在』(新訂第2版)(2015年、世界思想社)

2016年度 奥井智之著『社会学』(第2版)(2015年、東京大学出版会)
     渡辺武達、田口哲也、吉澤健吉著『メディア学の現在』(新訂第2版)(2015年、世界思想社)


2015年度 櫻井義秀、飯田俊郎、西浦功編著『アンビシャス社会学』(2014年、北海道大学出版会)

2014年度 長谷川公一、浜日出夫、藤村正之、町村敬志著『社会学』(2007年、有斐閣)

2013年度 丸山哲央編著『現代の社会学』(2012年、ミネルヴァ書房)

2011年度 宮島喬編『現代社会学』(2005年、有斐閣)

2010年度 松田健著『テキスト現代社会学』(第2版)(2008年、ミネルヴァ書房)

2009年度 長谷川公一、浜日出夫、藤村正之、町村敬志著『社会学』(2007年、有斐閣)

 

(授業の形式)

いわゆる演習形式で、学生による発表と討論が中心となります。

 

(メッセージ)

ゼミでは討論に重きを置くので、自分の発表の時だけ発言すればよいという考えの人には向きません。どの問題に対しても自分の意見を述べる努力を惜しまない学生、ゼミの運営に貢献する意思のある学生を歓迎します。



(過去のゼミ生の卒業論文テーマ)

2024年3月卒業生
・SNS上でのトラブルの対策〜先行研究とアンケートを通して
・国立アイヌ民族博物館の特徴と課題
・eスポーツ発展の考察
・女性と結婚の関係性
・写真と人々との関係〜現代における写真の活用
・日本、フランス、中国における子どもを対象とした食育の比較

2023年3月卒業生
・秋田県におけるソーシャルコンテンツを使った地域活性化の可能性〜五城目町の事例を参考に
・ディズニープリンセス映画における男性像の時代的変容
・なぜ群馬大学社会情報学部生はオンラインで授業を受ける人が多かったのか
・日本のメディアにおけるジェンダー表現の変遷
・日本における韓流コンテンツの流行と定着
・ジェンダー表現で炎上した化粧品会社のCMの比較
・各国に見る同性パートナーシップ制度の違い〜日本とドイツの比較を通して

2022年3月卒業生
・スポーツにおけるマスメディアの効果
・NPOの仕組みとその実例〜あおぞら、じゃんけんぽん、茨城NPOセンターコモンズ
・若者のテレビ視聴スタイルの変容〜SNS、動画配信サービスの影響から
・ジェンダーに関する描写で炎上したテレビCMの比較
・宮崎駿映画における食事が持つ意味
・地域活性化について
・広告費推移から見る近年の広告戦略

2021年9月卒業生
・映画から見るヒトラーの魅力について〜「独裁者」、「ヒトラー 最後の12日間」、『帰ってきたヒトラー』を比較して〜

2021年3月卒業生
・特撮技術の変容〜『ゴジラ』(1954)と『シン・ゴジラゴジラ』(2016)を比較して
・女性アイドルのビジネスシステム評価〜モーニング娘。とももいろクローバーZを例に〜
・オタク向けファッション指南本の比較と考察
・少子化対策の国際比較〜日本、フランス、韓国〜
・日本と欧州の家畜に対する動物福祉
・ペットロスを軽減するために必要なこと

2020年3月卒業生
・フェミニズム運動に関わる現代の諸問題
・若者のテレビ離れ
・情報技術の発展と音楽市場における消費者行動の変化
・ハリウッド映画における戦う女性の変遷
・インターネット広告市場の現状分析
・群馬県に住む日系ペルー人のアイデンティティ
・伝承された妖怪とアニメの妖怪のイメージの比較
・日本の子ども食堂とアメリカのフードバンクの意義と課題〜子どもの成長におけるスタートラインの差を減らすために〜

2019年3月卒業生
・アニメにおける男性像と女性像
・新聞業界における報道倫理の変容
・高齢者福祉制度の国際比較〜日本、デンマーク、スウェーデン〜
・子どもが将来なりたいものとジェンダーの関係性
・現代におけるフェスの楽しみ方
・就職・採用活動の日米比較
・テレビ広告の日米比較
・SNSがもたらす流行

2018年3月卒業生
・日本の若者向け男性ファッション雑誌からジェンダーの変化を見る
・読書離れは本当か
・コンテンツツーリズムの継続性〜石川県金沢市湯桶町と富山県南砺市を事例に〜
・若者の恋愛離れ
・SNSの炎上を助長する人の心理の一端について
・日本映画にみる男性同性愛者

2017年3月卒業生
・なぜ韓流ブームは巻き起こったのか
・インターネット広告における市場規模拡大の歴史と現状〜YouTube広告を例に〜
・ペットブームにみる日本の社会問題
・2020年東京五輪への引継ぎ式の内容に関する考察〜長野五輪への引継ぎ式および長野五輪閉会式との比較〜
・アニメツーリズムによる地域活性化の有効性〜「ガールズ&パンツァー」と「輪廻のラグランジェ」を比較して〜
・ディズニープリンセス映画から見る女性
・日本におけるミニマリズムの普及

2016年3月卒業生
・なぜTwitterで炎上が起こるのか
・ホームドラマにおける家族体系の変化
・オリンピックの商業化
・アートプロジェクトによる地域活性化の考察〜香川県直島町を事例として〜
・他国から見る日本の英語教育課題と解決法
・現代日本人の死生観
・新たな舞台コンテンツとしての2・5次元ミュージカル
・CDはなぜ売れないのか

2015年3月卒業生
・なぜe-Sportsは日本で普及しないのか
・柔軟剤のテレビ広告から各年代のジェンダー観を考える
・表情表出の文化差〜日米のアニメーションを比較して〜 
・同性愛表現の変遷 現代イギリス小説にみる合法化の影響
・流行現象とマス・メディアの関係性
・なぜ自分を撮るのか?―「プリクラ」・「自分撮り」―
・男性アイドルグループの売り出し方―ジャニーズアイドルを題材に―
・台日関係〜植民地時代から現代へ〜
・コンテンツ・ツーリズムの可能性〜大河ドラマでまちおこしはできるのか〜

2013年3月卒業生
・現代少女マンガに見られるロマンチック・ラブ・イデオロギー
・理想のインターネットコミュニケーションを考える
・ベストセラーにおけるメディアミックスの効果
・映画にみる日米の戦争観の違い―太平洋戦争を例に―
・婚活の必要性
・B級ご当地グルメによる地域活性化―前橋市と高崎市を事例に―
・前橋市の保育環境と性役割意識の変化―幼稚園、保育所、認定こども園を手がかりに―
・Lady GaGa〜「ザ・フェイム」〜

2012年3月卒業生
・日本の「クルマ」創り
・産休・育休制度の海外比較―スウェーデン・フランス・日本―
・婚活―理想の結婚のために―
・震災報道―放送事故はなぜ繰り返すのか―
・ドラッグストア―現状と動向の分析
・美人至上主義?―ミス・コンテストとミス・キャンパスの比較考察―

2011年3月卒業生
・現代アニメにみる理想の女性像―セーラームーンとプリキュアを手がかりに―
・女性とダイエットの関係性―群大生の座談会を参考に―
・ニコニコ動画のアーキテクチャ
・ホンダイズムは伝わっているのか
・Mr. Childrenの〜es〜
・なぜ女性は雑誌を読むのか


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