集団における排斥と逸脱

 

                                川村敦子

 「集団を作る」という行為には、何か目的または条件などがある。そのうち、集団で行動を起こしているうちに、疑問を感じるものが出てくるかもしれない。その集団の内部状況が変わらないということはないと思う。ほとんどの場合、手段・目的・行動を考えて、自分もしくは自分たちとの違いが見つかり、集団から「離される者」、「離れる者」が出てくる。その者たちは、それぞれ、関連性があるようにみえる。バラバラに起こっているように見えるが、実は集団側から仕掛けられている場合も考えられる。そこで、それぞれを見ていったうえで全部のつながりを考える。