対人関係におけるストレス
−青年期のストレスとその対処法−

                           高橋 明美

 “ストレス時代”ともいわれている現代、誰しもストレスを感じて生活していることが多く、ストレスに関わる問題も激増している。また、ストレスとストレッサー(ストレス刺激)、ストレス反応が混同されて使われている場合が多く、必ずしもストレスの理解は正しくされていないようである。
 日常における心理・社会的ストレスの中で、最も大きなストレスは対人関係である。そこでその対人関係に重点をおいて研究を進めた。調査の内容は、対人関係におけるストレスについて。また、青年期の私たちが感じるストレスの内容とその対処法である。この問題に関しては自由回答方式で行ったので、たくさんの回答を得ることができた。その中で、ストレス解消法として「歌を歌う」という回答が最も多かったのが印象的だった。
 ストレスは日常生活の中に絶えず存在している。これらに対処するためには、ストレスを上手に回避したり、解消したり、ストレスに耐える力を強めることが必要である。自分にあったストレス対処法を見つけることが大切なのである。