2008年度 群馬大学 社会心理学セミナー
<企画趣旨>
「群馬大学社会心理学セミナー」は、群馬大学社会情報学部が2学科編成に改組されて1年が過ぎ、新体制のもとでの運営が軌道に乗りはじめた2007年度の初めに同学部主催の行事として企画されました。改組前に同学部の社会・情報行動講座主催で実施されていた何回かの特別講演会を受け継いたもので、社会心理学の各分野の第一人者からまとまった量のお話をいただきつつ、学内外の研究交流の場としようという構想です。このことにより、普段接することの少ない各分野の研究の広さと深さに学生が直接触れる機会を提供するとともに、群馬大学荒牧キャンパスにおける関連領域の研究活動をより一層活性化させることが期待されております。
<本年度のセミナー>
終了しました。ご参加いただいた皆様、有難うございました。
本年度は東北大学大学院文学研究科の大渕憲一先生をお迎えすることになりました(また姉妹企画として今年度は小規模な研究会を数回開催する予定です)。詳細につきましては随時このページ、および各所のポスターなどで案内してまいりますのでお見逃しなく。
第5回セミナー 大渕憲一先生(東北大学大学院文学研究科教授)
紛争解決研究の最近の話題
「社会的排斥と不適応:実験社会心理学的検討」
日 時: 2008年10月23日(木)14:20 - 15:50
場 所: 群馬大学 大学会館ミューズホール
対 象 者: 学内・学部内の学生・教員および一般市民
主 催: 群馬大学社会情報学部
講演の概要:
「彼女がいない、ただこの一点で人生崩壊」。これは秋葉原通り魔事件を起こし
た犯人の言葉である。暴力事件や自殺といった社会病理の背景には、しばしば人
間関係からの疎外や集団からの拒否など社会的排斥が存在するが、それは排斥が
人間の基本的欲求である社会的受容を脅かすからである。本講演では、社会的排
斥が不適応反応を誘発することを検討した実験社会心理学の研究を紹介しながら、
その心理メカニズムについて考察する。
問い合せ先: 群馬大学社会情報学部 情報社会科学科 柿本敏克
電話:(027)220-7462
E-mail:kakimoto@si.gunma-u.ac.jp
<これまでのセミナー>
これまで、次にあげる著名な諸先生方に講師としてお越しいただき、それぞれ高度に専門的な内容を、水準を保ったまま分かりやすくお話しいただきました(詳細はそれぞれのリンク先をご覧下さい)。
第1回セミナー 外山みどり先生(学習院大学文学部教授)
第2回セミナー 村田光二先生(一橋大学大学院社会学研究科教授)
第3回セミナー 木下冨雄先生(国際高等研究所フェロー、 京都大学名誉教授)
第4回セミナー 広瀬幸雄先生(名古屋大学大学院環境学研究科教授)