第11回群馬大学 社会心理学セミナー

講演者: 釘原 直樹 先生(大阪大学大学院人間科学研究科教授)
演 題: 人はなぜ集団になると怠けるのか
日 時: 2014年10月30日(木) 14:20〜15:50
場 所: 群馬大学 大学会館ミューズホール (群馬大学荒牧キャンパス
参加費: 無料

講演概要:
 社会的手抜きとは、個人が単独で作業を行った場合に比べて集団で作業を行う
場合の方が、一人当たりの努力の量(動機づけ)が低下する現象である。その理
由のひとつは集団の中では責任感が希薄になり一生懸命さが失われることによる
ものである。このような現象はさまざまな状況で出現する。投票率の低下、生活
保護の増大、年金の不払い、授業中の私語やカンニング、国会での議員の居眠
り、相撲の八百長など、その例には事欠かない。ここでは社会的手抜きの発生原
因と社会的手抜きに関連した現象を取り上げる。

司会・コーディネーター:柿本敏克(群馬大学社会情報学部教授)

問い合わせ先: 柿本敏克(群馬大学) kakimoto@si.gunma-u.ac.jp
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