群馬大学 社会心理学研究小集会(第6回)<講演会>のお知らせ

 群馬大学内外の社会心理学およびその関連領域における研究交流を促進
するため、研究集会を企画しました。その6回目として、野波寛先生をお
迎えして次の要領で講演会を開催いたします。
 皆さんの参加をお待ちしております。

*資料の印刷の都合がありますので、ご参加の場合、その旨と人数を事前
にご連絡いただければ幸いです。

日 時: 2010年2月19日(金) 14:30〜16:30
場 所: 群馬大学社会情報学部 学部棟3階会議室
(社会情報学部へのアクセス:http://www.si.gunma-u.ac.jp/access2.htm
講演者: 野波 寛 氏(関西学院大学社会学部 教授)
演 題: コモンズの管理権をだれに承認する?
      :社会的ガバナンスの構築における多様なアクターの正当性
参加費: 無料

講演概要:
 本研究における正当性(legitimacy)とは、自他がコモンズの管理に参与す
る権利の承認可能性と定義される。このように定義された正当性は、公共政策や
集団方略の決定などマクロな場面から、個人間での資源配分の決定といったミク
ロな場面まで、幅広い社会的状況に関連をもつ概念となる。本研究では特に、沖
縄の赤土流出問題にかかわる多様なアクターを対象とした調査結果より、コモン
ズの適正管理を目指した社会的ガバナンスの構築における認知的正当性・制度的
正当性という2種の正当性の構造検証の重要性について論ずる。

キーワード:
 コモンズ管理、認知的正当性、制度的正当性、社会的ガバナンス、沖縄

問い合わせ先: 柿本敏克(群馬大学) kakimoto@si.gunma-u.ac.jp

今年度の予定等
社会情報学部HP