2010年度における教育研究活動の要旨 (2009年10月〜2010年11月) 石 川  真 一


[学会機関誌等への投稿]

 


[その他]

[報告書]
1.
著者名:石川真一、大森威宏、増田和明
題名:西榛名地域貴重植物種モニタリングII
発行年月日:2009年11月
報告書名:群馬県自然環境課「良好な自然環境を有する地域学術調査報告書(XXXV)」
頁:269-272
概要:2008年度に行われた群馬県自然環境調査研究会による学術調査の報告書。群馬県西榛名地域において2005-2007年度調査で生育が確認された30種の絶滅危惧・希少植物種の生育・分布状況をモニタリングした。このうち2種について新たな生育地が確認された。また貴重在来種ノダイオウが外来種エゾノギシギシと交雑していることが明らかになり、「遺伝子浸透」という新たな環境問題が提起された。今後、群馬県の自然環境保護政策の策定・実施の基礎資料となる。筆頭著者として調査・解析・執筆を担当した。

 


[学会等での口頭発表]

1.
発表者名:石川真一
題名:企業と生物多様性-生態学と企業の協働をめざして-イントロダクション
発表年月日:2010年3月17日
学会名:第57回日本生態学会大会シンポジウム「企業と生物多様性-生態学と企業の協働をめざして」
開催場所:東京大学(東京都・駒場)
概要:生物多様性条約COP10名古屋会議開催の年を迎えて、。生物多様性保全のため、改めて企業と学界の協働活動を求めるシンポジウムを開催した。イントロダクションとして、石川がこれまでに行ってきた企業の生物多様性保全活動の支援活動を紹介し、その意義を再確認した。

 


[社会的活動]

1.
開催者名:石川真一
題名:教養教育合宿実習「群馬県本白根山の自然環境の成り立ちと保全」
開催年月日:2010年6月26日・27日
開催場所:群馬県草津町
概要:群馬大学学生を対象とし、草津白根山の自然環境資源としての重要性や、周辺地域の産業がいかに自然環境資源をうまく利用して成り立っているかを体験する実習。

2.
開催者名:石川真一
題名:ビオトープ育成のための環境科学的調査研究と講習
開催年月日:2010年4月〜月一回開催
開催場所:群馬県明和町
概要:(株)アドバンテスト群馬R&Dセンター(群馬県明和町)内に竣工したビオトープを育成する環境科学的調査研究を行い、これに基づいて講習を行った。(株)アドバンテストビオトープ基金により助成を受けた。

3.
開催者名:石川真一(群馬県自然環境調査研究会)
題名:群馬県・絶滅危惧植物実態調査
開催年月日:2010年3月〜9月(月3回程度)
開催場所:群馬県東吾妻町、板倉町、上野村他
概要:群馬県の委託事業である。群馬県レッドデータブックの改訂に必要な情報を得るため、群馬県内各地における絶滅危惧植物の分布・個体数・生育立地調査、種子採集を担当した。

4.
開催者名:石川真一
題名:公開講座「地球市民講座-地球温暖化への挑戦-」
開催年月日:2010年9月25日
開催場所:群馬大学荒牧キャンパス(社会情報学部106教室)
概要:地域住民対象の公開講座。「地球温暖化研究の歴史と成果」に関する講義を行った。参加者12名。